ロゲイニングとは
ロゲイニング(rogaining)とは地図やコンパスを使って、定められたエリア内に多数設置されたチェックポイントをできるだけ多く制限時間内にまわり、得られた点数を競う野外スポーツです。 オリエンテーリング、トレイルランニング、ハイキングなどの要素を組み合わせた競技であり、アウトドア愛好家や冒険家に人気があります。
ロゲイニングの歴史
ロゲイニングは1976年にオーストラリア・メルボルンで行なわれたのが始まりとされています。
1947年にメルボルン大学登山部が主催した行事の中に、後のロゲイニングにつながる要素があったことがその起源とされる。これらが元になってビクトリア州で野外活動を行う人々の間にロゲイニングの元となる競技が広まり、1976年4月、メルボルンでこのスポーツの名称とルールが決められ、世界初のロゲイニング協会(ビクトリア州ロゲイニング協会)ができた。これがロゲイニングの誕生である。
このときロゲイニングを創始したのは、1971年に設立され1970年代にロゲイニング競技大会を多数開催したビクトリア州のスカウト運動団体「Surrey-Thomas Rover Crew」のメンバー、ロッド・フィリップス(Rod Phillips)、ゲイル・デーヴィス(Gail Davis)、ニール・フィリップス(Neil Phillips)の三人であった。
「ロゲイニング」という名称や、競技者を意味する「ロゲイナー」(rogainer)などは、創始者三人の名前の頭文字をとっている。現在では「Rugged Outdoor Group Activity Involving Navigation and Endurance」(ナビゲーションと忍耐力を要する険しい野外での団体活動)の略ともされている。以後の10年でロゲイニングはオーストラリアのスカウト運動や大学のブッシュウォーキング(ハイキング)クラブに普及し、世界へも広まった。
※Wikipediaより抜粋
日本でのロゲイニング
日本では2002年に菅平高原で行なわれたのが始まりとされています。
2009年に日本ロゲイニング協会が設立され、ロゲイニングの普及や競技会の開催が行われるようになりました。 現在、毎年多くの競技会が開催されており、日本の地形や文化を生かしたロゲイニング競技も行われています。
オリエンテーリングとの違い
ロゲイニングとオリエンテーリングは共にチェックポイントを回っていくスポーツという点では同じですが、 以下の違いがあります
▼ロゲイニング
- チェックポイントごとに得点があり
- 得点の合計点で競う
- 時間制限があり、その中でいかに戦略的に回ることが出来たかで勝敗が分かれる
- オリエンテーリングよりもエリアの範囲が広い
- 大人から子供まで参加できる
▼オリエンテーリング
- チェックポイントをすべて回った際の時間の短さで競う
- いかに速いスピードで回る事ができたかで勝敗が分かれる
- ロゲイニングよりもエリアが限定されている
- 主にランナーが参加者となる